資格学習のツボ
資格を学習する上でのポイントを見てみましょう。
まず、資格を取得しようと勉強する時には大きく分けて3つの時期があります。
(1)導入期
(2)展開期
(3)詰め・仕上げ期
の3つです。
<導入期>
基礎知識を固める時期です。入門書を読んだり、基本テキストを通読したりしている時期がこれに当たります。どちらかというと、その資格を勉強していくための基礎学習といった意味合いが強いです。
<展開期>
実際にテキストなどで、資格試験に向けた勉強をしていく時期です。
テキストの精読、理解、問題での確認などが主な目標となります。
<詰め・仕上げ期>
試験に向け過去問題集や予想問題集などで問題をどんどん解いて問題慣れ、試験対策、などの仕上げの時期です。この時期は数をこなすことが大切です。
導入期の勉強をしたからといって直接試験の問題が解けるようになるわけでもないので、軽視しがちですし、展開期からスタートする人もいます。
また、資格試験勉強では、『問題を多く解くことが1番の試験対策だ』というような言葉も良く聞きます。
確かにそれは正解で、とても大切なことですが、それは、そこまでの土台がしっかりしている上での話しです。
右の図を見てください。
導入期は比重は少ないですし、詰め・仕上げ期の比重が高くなっています。
しかし、導入期がしっかりしていないと、展開期がうまく行かなかったり、全体の理解があやふやになってしまったりします。
また、しっかりした導入期、展開期の上でないと、詰めの問題演習をしても、理解ができなかったり、応用が効かなかったりということも起こりやすいです。
建物と一緒で、しっかりとした土台の上でないと、しっかりしたものは立ちません。欠陥住宅になってしまいます。 |
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全く予備知識が無い分野の勉強などの場合、この導入期・展開期に苦労します。
入門書を読んでも書いてあることが分からない、イメージが湧かない、理解できない。と一番躓きやすいのもこの時期です。
そして、これが独学より、資格学校や通信教育で勉強する方が言いといわれる大きな理由の1つです。
まず、初学者を対象としている講座の場合導入期⇒展開期⇒詰め・仕上げ期をカリキュラムとして、その道の経験豊富なプロが用意してくれます。
大切なポイントや分かりにくいポイントも理解しているうえに、分からないことはドンドン聞けるため、先ほど『書いてあることが分からない、イメージが湧かない、理解できない。と一番躓きやすい時期』と書いた導入期⇒展開期に大きなメリットがあります。
資格を取得しようと勉強するときは、基礎を大事に勉強していくことが大切で、順を追ってしっかりと進めていく方が、時間がかかりそうですが実は1番効率的といえるかもしれません。
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